りんご乙女

りんご乙女とは・・・

 『りんご乙女』は香りを楽しむ上品なお菓子です。

 パッケージ個包装を開封の際、ふわっと広がるりんごの香りをお楽しみいただけます。りんご本来の香り・甘さ・酸味を活かすなら、紅茶・緑茶・烏龍茶など茶系飲料とお楽しみいただくことをおすすめします。また、白ワインなどとのマリアージュも、りんご乙女の香り・甘み・酸味のバランスがより引き立つオススメの召し上がり方です。甘めのフルーティーなカクテルと合せるのも、りんご乙女の程よい酸味が新しい味覚を広げてくれるはずです。

りんご乙女 パッケージ

世界で認められた優秀味覚製品…

 そんな上品なお菓子『りんご乙女』は、スライスした生のりんごを、生地に載せプレス焼きで仕上げた薄焼きのクッキーです。りんご本来のさわやかな香りと甘酸っぱい味覚が特徴のお菓子で、2015年iTQi国際優秀味覚コンテストにおいて7年連続の最高位3つ星を受賞し、最高味覚の称号である「ダイアモンド味覚賞」を獲得しました。

 iTQiはヨーロッパの権威あるシェフやソムリエが、審査員を務めており、徹底した目隠し方式(製品名やブランドは明かさない)で、

1)製品の第一印象
2)製品の外観
3)香り
4)味
5)後味(余韻)

の5項目を審査し、アベレージ90ポイント以上の製品にだけ最高位3つ星が与えられます。
 審査員メンバーは毎年入替る(3年で一巡する)ため、連続しての受賞は極めて困難な食品コンテストです。
 2015年度 までのダイアモンド味覚賞受賞の製品は、全世界飲料食料品を含め10アイテム、日本国内の飲料食料品では『りんご乙女』を含め、わずか3アイテムのみです。
(2022年もiTQi最高位3つ星を受賞し、14年連続の3つ星受賞となりました)

International Taste & Quality Institute (iTQi、国際味覚審査機構)
Diamond Taste Award (ダイヤモンド味覚賞)

iTQi
2015年度iTQiりんご乙女ダイアモンド味覚賞受賞

美しいお菓子

味覚に特化した食品コンテスト“iTQi国際優秀味覚コンテスト”の本部があるのは、ベルギーの首都「ブリュッセル」。ブリュッセルはヨーロッパの中央部にあり、各大国から近く、交通の要衝にあり、ヨーロッパ全域にまたがる国際機関の本部が多く置かれています。また世界有数の美食の都として知られ、世界各国から多くの観光客も訪れます。ベルギーワッフル、ベルギーチョコレートなどスイーツ菓子の中心的都市でもあり、ノイハウス、ゴディバ、ピエールマルコリーニ、ヴィタメール、レオニダス、ガレといった国際的な有名店の多くがブリュッセルに本店を構えています。そんな「美食」「スイーツ菓子」の街、ベルギーブリュッセルで毎年開催される“優秀味覚アワード”で高く評価されているポイントのひとつが「見た目の美しさ」です。『なんてうつくしいんだろう。』多くの人がそう思う、そのナチュラルな輪切りリンゴの自然な姿は、“おいしいものは美しい…”そう思わせるに類を見ない製品です。

りんご乙女

主原料は摘果リンゴ…

 その『りんご乙女』の主原料であるリンゴは、生食用リンゴの生育途中で間引きされる「摘果リンゴ」。通常は農業残渣として廃棄されるはずの物を利用して、世界トップレベルの優秀味覚製品に仕上げています。ジュースやジャムなど加工用のリンゴは1kgあたり20円から30円程度の相場で取引されていますが、私どもは地元JAみなみ様と連携を取り、流通経費を抑える工夫など実施し、棄てられるはずの農業残渣であった「摘果リンゴ」を1kgあたり60円で購入しています。地元リンゴ農家の皆様からは「今まで捨てていたリンゴが活かされてうれしい」と、喜びの声を聞くまでになり、現在では年間60トンを超える「摘果リンゴ」が活かされるまでに、地域連携事業は成長してきました。

摘果リンゴの集荷増やす、クッキーの原料用、生産者に呼び掛け
摘果リンゴを集荷、農家手取り向上へ
菓子原料の摘果りんご受け入れ説明会

おいしさの秘密はりんご…

 『りんご乙女』の原材料50%以上がりんごです。りんご乙女のおいしさの秘密はまさに「りんご」そのものにあるのです。その原材料に使用しているりんごの品種はふじ・シナノスイート・シナノゴールド・秋映・紅玉・千秋・王林、などなど多岐に渡ります。種類により糖度や水分、酸度などが微妙に違うため、焼成温度を調整するなどして、りんごのおいしさを100%引出す工夫をしています。その中でも集荷するりんご全体量の50%以上が「ふじ」です。その「ふじ」で製品化した『りんご乙女』が、甘さ・酸味のバランスが一番良いと、私たちは評価しています。

主原料は摘果りんご

メディアで話題!

 iTQi国際優秀味覚コンテストの受賞や、摘果リンゴの原料使用など、いろいろ話題の多い『りんご乙女』は、テレビやラジオ、新聞、雑誌などで話題の製品です。

●テレビ
ヒルナンデス!!」(日本テレビ)
「ABNステーション」(長野朝日放送)

●ラジオ
「南信州ハートフルサタデー」SBC信越放送
「伊那谷めぐりあい」SBC信越放送
「坂ちゃんのずくだせえぶりでい」SBC信越放送
モーニングパレット」飯田エフエム放送
原由実の○○ラジオ

●雑誌
日本が誇るビジネス大賞」(ミスターパートナー)

●新聞
中日新聞
東京新聞
信濃毎日新聞
南信州新聞

『りんご乙女』ネーミングのひみつ…

 “りんご乙女”このネーミング由来は、文豪「島崎藤村」の『初恋』です。
 いわずと知れた島崎藤村は、明治5年木曽の馬籠(現在の岐阜県中津川市馬籠)に、7人兄弟の四男として生まれました。『初恋』が発表されたのは、明治29年(1896年)。今から120年ほど前のことです。この詩は、少年の初々しい恋心を美しい言葉で描き出しています。恋の相手は、日本髪を結い始めたばかりの少女です。当時、12~3歳の少女は、大人になったしるしとして、前髪をあげて髪型を変える習慣がありました。詩では少年が、りんご畑で前髪をあげたばかりの少女に出会い、そこから恋が始まります。
 『初恋』は当時の若者たちに大きな反響を巻き起こします。そのころの日本では、好きな相手と自由に恋愛し結婚することは一般的ではありませんでした。しかし、個人を尊重する西洋文化が紹介されるようになり、新しい恋愛観が生まれてきます。そうした新しい男女の関係を、この詩を通して島崎は表現したのです。
 自分の気持ちに正直に恋をする若い二人。その姿は、新しい時代の幕開けにふさわしい大胆で新鮮なものであったと想像できます。
 『初恋』発表から120年。島崎が描いた、初恋ならではのときめきや緊張、喜びは、今でも共感を呼び続けています。
 「りんご乙女」は、そんな島崎が描いた少女をイメージしてネーミングされました。
 甘酸っぱくて切ない『初恋』をイメージしたお菓子なのです。

「初恋」島崎藤村

~原文~
まだあげ初(そめし)前髪(まへがみ)の
林檎(りんご)のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛(はなぐし)の
花ある君と思ひけり

やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅(うすくれ)なゐの秋の実みに
人こひ初(そ)めしはじめなり

わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃(さかづき)を
君が情なさけに酌(くみ)しかな

林檎畑の樹この下に
おのづからなる細道(ほそみち)は
誰たが踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ

~現代訳~
まだあげたばかりの あなたの前髪が
林檎の木の下に見えた時
その前髪にさしている花櫛の花のように
あなたのことが本当に美しいと思った。

あなたは、やさしく白い手をのばして
わたしに林檎をくれました。
それは、薄紅の秋の実、りんご。
わたしは、初めて人を好きになりました。

わたしが思わずもらしたため息が
あなたの髪の毛にかかってゆれたとき
ああ、わたしは、今、恋の盃を君と酌み交わしていると
思えました。

出典:【あなたは誰に恋をする?】島崎藤村「初恋」の解釈まとめ

パッケージデザインは2つあるの??

りんご乙女のパッケージは素朴な「絵手紙風」のパッケージと、日本古来の伝統和柄「市松模様」のパッケージ、2つのデザインが存在します。
どちらも中身(個包装)は共通です。使用用途に合わせてお選び下さい。

絵手紙風 市松模様 2種類のパッケージ

Ringo otome は海外で大人気?

 日本が誇るべきすぐれた“地方産品”を発掘し、海外に広く伝えていくプロジェクト「The Wonder 500™」。2015年『りんご乙女』はその認定を受け、広く海外マーケットでPRしてきました。
 過去『りんご乙女』が海外サンプリングを実施した場所は、中国(上海)、香港、台湾(台北・台中)、韓国(ソウル)、シンガポール、タイ(バンコク)、ベトナム(ハノイ・ホーチミン)、インドネシア(ジャカルタ)、カンボジア(プノンペン)、カナダ(バンクーバー)、マレーシア(クアラルンプール)、モロッコ(カサブランカ)などです。

・経済産業省 The Wonder 500™
・The Wonder 500™ 認定商品 りんご乙女
・経済産業省 NIPPON QUEST りんご乙女
・Facebookページ りんご乙女(RingoOtome 蘋果餅乾)

日本を代表するお菓子

 2010年12月シンガポール大使館で開催された「天皇誕生日祝賀レセプション」では、日本を代表するギフト菓子として列席者500名へのお土産として正式採用され、同年12月香港領事館で開催された「天皇誕生祝賀レセプション」では、日本を代表するお茶菓子として列席者へ紅茶と共に提供、上質な時間の演出をお手伝いさせていただきました。
 また、2016年5月には、モロッコ王国・カサブランカで開催された「日本・アラブ経済フォーラム」で、日本を代表するお菓子として紹介され、列席者に広く試食していただき、好評を得ました。